エンジニア界隈にいて聞く日のない日はないと言っても過言ではない「Git」
そもそもGitとはなんぞや?
と周回遅れでもいいところですが、見ていきます。
この記事はgitの公式ドキュメントをベースに自分なりの補足を加えたものになります。
厳密な情報がほしい方は公式ドキュメントが優秀ですのでそちらをご覧下さい。
「オープンソース」の力に世間がまだ気が付いていない時代、
「オープンソースのOSを作ろう」という野心的なプロジェクトが立ち上がります。
後にLinuxと呼ばれるこのシステムの開発は、
1.膨大なソースコードの量になる。
2.世界中のプログラマが改良を加える。
という点で他のプロジェクトとは一線を画していました。
この膨大で、入り乱れた改良を管理するため、
「高速な動作」が可能で、
「数千にも及ぶ開発ライン(ブランチ)を管理」することができ、
「開発ラインごとに干渉しない」(あっちをまたないと進められないみたいなのがない)
バージョン管理システムが必要とされました。
そうして生まれたのが「Git」です。
もう少し詳しく書くと
もともとLinuxカーネル(OSの心臓部)の開発ではBitkeeperと呼ばれる商用ソフトウェアを使っていたのですが、
リバースエンジニアリング騒動やらBitkeeperへの不満やらお金やらなんやかんやで使えなくなったので、その代用として開発されたシステムです。
次回は今回提示した要求をどうやって満たしているのかを見ていきます。